こんばんは(^.^)v
第6回-① 「一発即発の新撰組 」
幕末の京都は、討幕攘夷派の志士たちの策謀で混乱の巷にあった。
志士たちによる暗殺が日常茶飯事で、治安は混乱。
それを鎮めたのが近藤勇率いる新撰組。
京都守護職会津容保公預かりの対志士専門の警察部隊である。
新撰組の隊士たちは、剣客揃いだったので、殺気立っていた。
新撰組に大石鍬次郎という者がいた。
人呼んで「人斬り鍬次郎」。
ある日の夜、この大石が歩いていると、伊勢藩士安西某とすれちがった。
その拍子に安西が、ブウと放った。
この一発で、大石と安西が口論。
「俺は新撰組の大石鍬次郎だ、貴様はだれだ」
「名乗る必要はない」
「よし!それでは行くぞ」
と斬り合いになった。
闇の中に火花が散り、まもなく人の倒れる音と、大石の逃げる足音がした。
この伊勢藩士は、たった一発の屁で命を落とした。
命が屁よりも軽い時代だったのである。
じゃん♪じゃん♪
次回もお楽しみに♪♫
投稿日:2010/5/21