戸田語録

無借金会社 : 決算書を良くする事に重点を置き30年

我が社も今期で設立30年経ちました。創業時は中古の軽トラックの横に戸田設備(トダックスの前進)とマジックで書き、スコップとツルハシ、鉄のこぎりと箕などの数少ない道具で始めた水道工事屋が年間売上げ10億円、利益3800万円の会社にまで成長させて頂いたのも、社員を始め多くのお客様や地域の皆さんの温かい、ご支援ご協力のお蔭です。創業38年18歳でお菓子屋を独立、22歳で管工事業に業務を変更し現在に至るわけです。創業当時は会計も経営も技術も解らずただ「金持ちに成りたい」だけで仕事をして来ました。素人で始めたので仕事をしなが覚えていく毎日で、赤字現場の連続で借金が貯まるばかりでした。返済のために仕事を請けて自転車操業の繰り返しでした。そんな時期に知人がある研修会に参加する様にと勧めてくれました。参加して大変なカルチャーショックを受けました。経理のこと、就業規則のこと認可制度のことなど、事業はバランスがいかに必要なことがわかりました。ただ我武者羅に仕事をしてもマネージメントが出来ないと仕事あって銭足らずになってしまうと聞かされその時はまったくその通りの状態でした。それからいろんな研修会に参加して、いろんな人と出会い勉強させていただきました。その時痛烈に感じたことは、金持ちに成るのではなく個人商店から会社としての社会的責任を果たさ無くて行けない、その事が社長の使命であって自分の私腹を肥やすのが社長ではないことを教えて頂きました。その時3つの経営方針を立てました①決算書を良くする②社員を物心両面で幸せにする③社会的責任が負える企業になる。これをベースに経営理念、フィロソフィー、判断基準を作り繰り返し繰り返し、体得し実践してきました。おかげさまで今では社員全員が考え方を共有し高い目標に向かって一丸となって頑張っております。経営は無借金で大きくするのが一番良いわけですが時には大きく投資をして大きなリターンを望むことが、会社の存続に必要な時もある、その時の為に会社の決算書を良くする事に日々努力し、頑張っています。感謝
日付:2004-12-15

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