8年前ぐらいから、私の経営者としての思いを私の人生を通じて学んだ事を社員全員に共有するのが一番良い事と思い、どんな時にも社長の思いを伝達出来る、時間を取っています。その1つに、毎月1回60分間社員全員にお話をする「社長塾」が有ります。又その日に聞けなかった人はテープを取ってあるから、順番で貸し出しているのでほとんどの人が毎回聞いています。話の内容は「生き方や考え方」の判断基準です。この他には行動指針(しあわせ手帳)を手帳にして社員全員に入社時配布しています。63ページの手帳の中身は経営理念に始まり50項目のフィロソフィー・指針・会社の条例・判断基準などです。この手帳は会議や朝のミューティング時などに唱和しています。社長塾では中身を1行1行ずつかいつまんで私の独断と偏見でお話しています。最初の5年ぐらいは月2回、開催していましたが最近は月1回にしました。始めてからは、見る見る社員が変わっていくのが解りました。中にはどうしても私自身が生い立ちを含め創業当時や40年余りの思いを熱く語るわけですからカリスマ的に成ります。すると新興宗教の熱い信者の人などはなぜ「敬天愛人」が仕事に必要なのか、くだらない売り上げをあげれば良いではないかと、言い出してその内に2,3ヶ月で辞表が出てくる事が時々有ります。入社時に私が我が社の経営のベースは能力も熱意も必要ですが「考え方」を重視しています。古典や儒教、そして松下幸之助や稲盛和夫・中村天風・二宮尊徳先生などの教えが基本です」けして自分さえ金儲け出来ればよいと思い、商売をしている会社では有りませんよと我が社の考え方をお話しても勘違いする人が多くいます。生身の人間で相手のいる事ですから潜在意識まで正しい考え方を落としこんでもなかなか相手には通じません。私自身も少し商売が良くなると知らず間に「ネジが戻ってしまう」。そんなリードタイムが1ヶ月かと思います。社員への指導も内容がどうしても経営戦略や戦術・損得の話に言ってしまうことがある訳ですが、あくまでもしあわせ手帳を基本に「考え方・生き方」をお話しています。今間では全社員の家族に通じる話が主流でしたが、そろそろいろんな人に通じるそして為になる内容にして行こうと思います。ちなみに今月の社長塾での内容を語録を読んでいる皆さんに紹介して見ましょう。盛和塾稲盛塾長の「経営の原点12か条の2、具体的な目標を立てる」立てた目標は常に社員と共有する。このお話をします。●皆がわかる様な目標:具体的に数値化しいろんなことや物をお金に換える。1例で言うと営業に使われる車やお客様に提出するコピー代そして、自分をアシストしてくれる事務員さんの給料、事務所の水道光熱費など必ず1対1の原理で計算をする。材料や工事代はもちろんの事、目標数値を出すには些細な経費まで明確にし決して流動化させない。私達の会社ではすべての固定をなくして変動費にする事を合言葉にしています●どのように頑張っているか:「頑張っているよ」これではダメです。どのように頑張っているか、頑張っている自分をもう一人の自分がみて誰にも負けない努力をしている事が確認できるまで、そして「動画でカラー、そして音声が出て鮮明にわかる様に、息づかいや一粒一粒の汗の出る所までが解るまで●こうしたらもっと良くなる:常にその結果に満足するのではなく、毎日毎日工夫、改善、改革する様な癖をつけ、当たり前に成るまで貫く事。この様な話を1時間掛けて具体例を織り交ぜてお話します。なぜ具体的目標が大切か?具体的目標とは必ず達成できる数値目標の事です。私はいつも社員に「繊細に計画を立てて大胆に行動する」このことを言います。トダックスフィロソフィーには「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する」の行動指針を基本に何年後のあるべき姿を想定して必ず出来るという自信を持って堂々と実行していく様全社員が努力しています。もし社長塾出席希望者は会社に連絡をしてくだされば日時を連絡します。
日付:2006-08-17
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