私は良く、人とお話をする時、なるべく自分の実体験でお話しするようにしています。私の人生を振り返ると、ドラマの筋書きの様な波乱万丈であったかと思う。マラソンランナーの有森選手ではないが「今の自分に褒めてあげたい」と最近強く思います。幼少の頃の延長線上の中で、将来の人生に夢も希望も持ちなし成り行きの中で、意識しないで生活していたら、今のような素晴らしい人生は送れていなかったのではないかと思います。私は、どの時期でも、幼少の頃の貧困な人生を送りたくないと強く思って頑張ってきました。幼少の頃の私は、いつも将来の夢を友達や近所の人達に、大きくなったら会社の社長になり、大金持ちになるんだと言っていました。私の周りの人達は、笑って聞き流していました。ほとんどの人が、「あのほら吹き者が」と言っていたようです。でも私は毎日毎日、自分の人生の夢に向かって、ハードルの高さを自ら上げてきました。創業間もない時期に、私に話しかけた事のない母が「余り無理せずに、そこらの規模でコチコチとやれば。」と言った事がありました。私は即座に、今仕事のスピードを落とせば、会社がつぶれてしまう。またこの借金は、到底、母には一生かかっても払えるものではない。この先どんな事があるか解らないので、余分な口出しをせずに、親子とも身内とも言うな、といった時代がありました。今思うと本当に無我夢中のなか、人生を自分で変えてきました。最近高校生の講演や若手後継者の講演等に行くと過去のしがらみから、逃げ切れずにその延長線で、高校生活や会社経営を継承して、もがき苦しんでいる人達や、高校生活を送っている人がほとんどです。「過去は変わらないが、今からは、変えられる」とお話しするのですが、過去のしがらみが、その人個人の生き様になっていて、周りもその様な接し方をしてくるので、解っているけど変われない、のが現実のようです。私の経験から助言すると、周りの事に無頓着になる事が一番です。無頓着になるには、人生の目的を高く明確にして、目標数値を高くする事です。その高い目標に向かって日々努力していく事を「心を高めて、自分自身を成長させる」この日々の有様を、「素晴らしい人生」と言うのではないでしょうか、もう少し解りやすく話すと、これからの将来の人生に大きな夢を持つ事です。その夢を達成する為の学びを楽しく、好んで身に付け毎日を暮す様にする事です。そして将来の夢を、語り合える友人を大勢持つ事です。「若者よ20年後、30年後に夢や希望を語り合った友達や同級生と再会する時、お互いにそれなりの社会的地位に至って、盛り上がってもらいたい者である。」※仕事も学問も、趣味も、人生も、楽しんだものこそ強い!.最近論語の勉強を少しずつやり始めました。「論語」劈頭(へきとう)の一節に「●学びて時にこれを習う、また説(よろこ)ばしからずや。朋あり遠方より来る。また楽しからずや」習った事を、折に触れておさらいし、しっかりと身につけていく。なんと喜ばしい事ではないか。志を同じくする友が遠路もいとわず訪ねて来るなんと楽しいことではないか・・学而篇。幼い頃や学生時代に、夢や希望を語り合った友達や同級生が、お互いにそれなりの社会的地位に至って再開。久々に盛り上がる光景・・私の好きな歌謡曲に旧友再会(河島英吾)という歌の歌詞がある。私は酒を飲みながらカラオケでよくこの歌を歌う。この歌の歌詞の中に出てくる友達をたくさん持ちたかったと今深く反省をしている。秀でた人材や組織には「楽しむ力」がある。
日付:2008-03-31
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