戸田語録

発心直到 : 心に描いたとおりになる

私は、25年位前から県内外の高校生や大学生の進路指導をボランティアでしています。いつも感じることは、将来の「夢や目的・目標を」を明確に志していない学生がほとんどです。原因ははっきりしないが、ほとんどの両親、兄弟が戦後「金の卵」と言われて就職をし、中には山あり谷ありが遭ったでしょうが高度成長の時代を、なに不自由なく送って、その様な、世の中が当たり前と思って暮してきました。またその様な人生が祖父母や両親にとっては、苦労と悟ったでしょう。だから可愛い子供や孫に自分たちの様な苦労をさせたくない一心で、過剰に可愛がって育ててきた様な気がします。その結果が夢と希望を持つ必要もないし、今の生活で充分だと考えているようです。また成功する人は特別な人だし、わざわざ苦労を買ってまでして、人生を暮すなんてと思っているようです。私は学生に会う度に「もったいない。可能性がいっぱい渦巻いているのに、大きな夢を持とうよ。」と声を大にしてお話します。人生は学歴や家柄では決まりません。松下幸之助さんや稲盛和夫さんは「夢は必ず心に描いたとおりになる。」とよく言います。私も小さな夢でしたが、描いたとおりになりました。今思うとあの時、もっと大きな夢を描けばと後悔します。夢が決まれば欲も出て、時間を大切に使うようになり、毎日が充実してくると思います。成功者といわれる人達のほとんどが、過去の「強烈な体験や感動」を潜在意識まで透徹させ、大きな夢を抱き目標通り行動して結果を出し世の中に貢献しています。今回迎えている経済は、出口の見えない100年に一度の不況のようです。高い志に挑戦すれば、神様が必ず邪魔をします。でも神様は越えられる邪魔しかしません。越えればオマケもくれます。求職者とって暫くは「就職氷河期時代」を迎えますが、妥協はしないで自分の納得いく会社に就職し、志を達成しよう。
日付:2009-05-14

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