7月を迎え、朝からお中元が宅配で届き始めました。7月1日に届くと気持ちの良いもので、送り先はどこかな、品物はなんだろうとか気になります。贈り物は誰よりも早く計画的に送る方が、相乗効果が上がると思いました。今年は特に取引高の少ない会社さんからも早いうちから届いています。これも経営者の心意気で今後、仕事量が少なくなることを見通して、お中元を届けてくれたと思います。そんなお届け物を見ながら創業当時を思い出し、良く先輩から盆暮れのあいさつは必ずしなさいと教えられ、集金を兼ねて品物を持って伺った事を昨日のように思い出されます。どんな品を届けたら喜ばれるだろうか、どのくらいの金額が良いのかとか、お酒は飲むのか?飲むとしたらビールなのか、日本酒なのか、ワインなのか、ウイスキー、焼酎なのか、いろんな手づるを使って調べ、自らお店に行きお客さんの喜ぶ顔を頭に浮かべて品定めをして届けたものです。今でも思い出すのが創業当時仕事に追われ、大晦日に暮れの挨拶に行くことがちょくちょくあり、除夜の鐘と同時にお歳暮の品を届けて、お客様に「おめでとう」だねとよく言われました。お中元やお歳暮が届くたびに仕事に追われ、紅白歌合戦も見る暇もなく集金や修理や暮れの挨拶と、なく子供を車に乗せて「今日中に集金がこれだけできたらラーメンを食べさせてあげる」とか言って走り回っていたころを思い出します。なかには31日に集金に来いと言われていくと工務店の社長はいなくて元日の朝まで玄関が見える場所に隠れて待っていて、捕まえて小切手を切ってもらったこともありました。創業40年もたってこの年になると見るもの聞くものに昔を思い出し、あのころにも戻れるものなら戻って、このように経営をしておけばと悔いが残ります。時代も変わり取引先もお客さんもあのころとは変わり、こんなに幸せに生活していることにお客様や社員さん、そして地域の皆さんに本当に感謝しています。
日付:2010-07-02
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