私の母は小さな頃から事有るごとに、目標が達成出来なくて諦めてしまうと「成せば成る」と口癖のように言って聞かせてくれました。その時は「今の自分達の生活や環境を考えろ」子供ひとりもまともに育てれないのにと、よく言って母を困らせたそうです。私の家計は複雑で、母はお腹に私を宿したあと、私の父を亡くし、後に私が生まれました。今の父と再婚したわけです。15歳までは私は同居をしていたが最悪な貧困生活でした。現在は母と義父と弟夫婦と孫と何不住なく、幸せな生活をしています。母も戦後苦労して、まさかここまで幸せになれると想像もつきませんでした。これも母の口癖である「成せば成る」を信じて諦めないで頑張った結果だと思います。これこそ因果応報ではないかと思います。私も母の言葉を胸に秘めて今が有るのではと感謝しています。どんな成功者の話を聞いても親の一言が、その人の人生を決めていると言いますが私にとっても正しくそのとうりです。「夢は諦めない事・成せば成るから」この言葉を日々自分に言い聞かせて毎日の人生を暮らしています。日頃事有る事に社員を始め、学生や若手経営者には、私の生い立ちを通じて「志高く・成せば成る」のお話をしています。君達がこれから生きていく人生の目標は、無限の可能性が有りますよ。そして君達の60歳の頃にはとんでもなく大きな夢が達成されるとよく話をします。私も人に意見するだけの教育者なら、結果は必要ないが、私の立場は結果を出さなくては人は信用してくれません。それがとてもキツイです。常に諦めないで「強烈な願望」「明確な目標」を持ってテンションを上げてみんなのお手本になるように頑張っています。スポーツ選手や政治家・経済界で偉業を成し遂げた人は、子供の頃、具体的な目標を持って日々その目標に向かって訓練をしてきた人が、結果を出しています。筑波大学名誉教授の村上和雄教授は「人の思いが遺伝子の働きを変える」と言っています。天才と普通の人とは遺伝子そのものに差があると思われているが、遺伝子信号の差は千分の一もない。眠っている97%もの暗号の目覚め方の差であると思われる。多くの遺伝子は心がけによって目覚めます。つまり人間の持つ潜在能力は、計り知れないほど有るという事でしょう。私は幼少の頃から①大人になったら「金持ち」になりたいと強く思った。その次に②「同級生には負けたくなかった。」そして③「天まで届く」ような家を持ちたかった。今思うとそんなに明確ではなかったが思いは強かった。でも日々の生活はいつも家庭のせいや人のせいにして、ネガティブなことばかり言っていました。私は、今幼い頃描いたとおりの目的を達成出来ました。今考えると、もっともっと大きな目標を立てておけば、もっと大きくなったのにと後悔しています。最近こんなもんで満足して諦めてはいけない。今度は県下一を目指して頑張ろうと思い第2の人生目標を立てて頑張っています。又講演活動も時間の許す限り後輩の指導に当たりたいと思っています。私の周りの経営者の中には「これで十分、これ以上苦労をして大きくしたくない」と自分の心を小さく制御して自己完結をしてしまう経営者が数多くいます。私は「たとえ5,6人の社員さんの会社の社長でも、社員さんは夢を持って入社してくるのです。又潜在能力はあるのです。その人の人生を潰してはいけないよ。大きな夢を社員さんと共有して、経営に当たることが経営者の使命だ」と私は説得します。その小さくまとまろうとする行動が、自分の子供さんまで「諦めの人生」を歩ませてしまいますよと説きます。僕の持論は、人生時の流れに身を任せて人生を送るのではなく、明確な目標を立てて努力した結果でなければ成らない。運やたまたまは1度か2度しか結果はでない。継続するには強烈な願望を心に抱く事だと思います。今からでも遅くはありません、たった一度の人生楽しく送りましょう。
日付:2005-05-19
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