私の入塾している盛和塾では、毎年全国大会を行っています。高校生の野球で言えば、甲子園大会です。私達は塾長に指導して頂いた、経営や人生の生き方を、どの様に日常の生活に落とし込んでいるかの、一年1回の体験発表の場所です。今年で15回目になる盛和塾全国大会で、私が発表する事に成りました。盛和塾と言っても、解らない人がいると思いますが、京セラの創業者稲盛和夫様が主宰し、塾長を務める、若手経営者の為の経営指南塾。入会資格は、1940年以降に生まれて、満30歳以上の経営者。1983年に発足し、現在は、全国にブロック別の9支部・55塾があり会員数4200人。ブラジル、アメリカ、など海外にも支部が有ります。各地区ごとに、稲盛塾長が出席する「塾長例会」、会員同士による自主勉強会を、定期的に、行っている会です。今回の発表者は、アメリカ支部が一人、中国支部が一人、ブラジル支部が一人で、日本からは6人です。その中の一人に、私が選ばれたのです。私は生まれて、この方「身の程知らずなことは、した事がありません」(悪さは、数多く、身の程知らずにしていました。)どの様な人に頼まれようが、どの様な役職や代表でも、よほどの無い事以外は、受けない様にしています。それは自分の、学歴や家柄、そして生い立ちなどを考えると、とても人の上に立つ事や選ばれて行動する事は、受けない事が、一番楽に生きて行ける事を、小さな頃から、身にしみ付いて生きてきました。なぜかと言うと、①あの家の子が・どこの家に子②掛川西高校の何期生③大学はどこの大学・上げれば、きりがありません。逆に答えるのに、何か失礼になってしまう事が、しばしば有りますので、意見は、はっきり言うが、逃げるに早いので、良く周りの人から、戸田は、はしごを掛けても、はしごをはずすと、言われて着ました。今回は1つ返事で、はしごに、登ってしまいました。多くの塾生のいる中で、何で私が選ばれたか、私なりに良く考えて見ると、応えは1つです。私の様な生い立ちでも、稲盛塾長の指導を、素直に自分の心に、落とし込んで実行し、頑張れば、この位までには、なれる。と言う事と、私に「こんな小成功でいないでもっと頑張れよ」と言う、暖かい塾長のご配慮だと思い、1つ返事で、安請負をしてしまいました。安く請けても、私なりに、精一杯しっかりと、役目を果たさなくては、と思います。何を話したら良いのか、色々悩みましたが、私のこれまでの、生い立ちと私の思いを、正直に発表する事で、小成功で満足している人や、学歴や家柄で自分の人生を諦め、今のままで満足している人達に、私の発表で、何か築いて頂ければ、と思い課題を「負けん気が、本気になって」にしました。私を築かしてくれた、塾長と世の中の多くの友人知人に、恩返する事だと思い、恥を忍んで決断しました。発表は、今までの人生で初めての事です。発表時間は、30分と決められています。賞は最優秀賞が有るようですが、賞の事は私にとっては論外ですが、私の人生を振り返る話をすると、何か嘘のような苦労話になり、何の参考にならないではと思う事と、私自身が、発表時に感情が入り、まともにお話出来るかと、言う不安です。事務局の人が「練習をして置いてくださいね」と言われましたが、練習するたびに過去を思い出しては、涙ぐんでしまいます。今になって、安請負はいけないと、反省するやら、いい人生の機会かと思うやら、今日は9月2日全国大会の発表の日は、9月19日あと17日しかありません。悔いの無い様に頑張ろうと、やっと思う様に成って来た、今日この頃です。頑張ります。※発表内容は、発表後原文を戸田語録で紹介します。
日付:2007-09-02
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