今回の民主党の高校無償化政策に中学卒業の私は非常に怒りを感じます。国の予算が大変な時に国民の皆さんの税金で、誰もが無条件で高校に行けることは、選挙対策の為の、バラマキ政治ではないかと思います。確かに高校に行きたくても資金面で行けない人達がいることは確かですが、学問を付けることが世の為になるとは限らないと思います。私事ではありますが中学2年ごろまでは高校に進学し、就職をするつもりでいました。でも親に相談をすると「義務教育までが、親の義務」の一言で、高校進学を断念することにしました。定時制を選択する道も有りましたが、口減らしの為の就職は、住み込の選択しかありませんでした。「なぜ私より頭の悪い人が高校に進学して、私が高校に行けないのか」と強烈な思いが、同級生を恨み将来は必ず高校に行った人達だけには負けたくない、そして大金持ちになって見返ししてやろうと思いました。目的達成の選択肢は、手に職つけて同級生が高校を卒業するまでに独立することでした。中学を卒業してお菓子屋さんに丁稚奉公に行き、必死に頑張って、思った通り3年後に思いが果せました。高校無償化の反対理由は、①義務教育では無いこと。②せっかく貧困に育ったハングリー精神が衰える。③無償にして、高校に行かせる目的は。④中学卒では世の中の為にならないと思っているのか。他にも色々と文句はあるが、血税金を投資するだけの効果があると思わないのです。補助金とかバラマキの境には、けじめが必要だと思います。私は15年育った家を後にする時、せんべい布団と学生服、運動靴で就職して行ったが、福祉施設から丁稚に入ってくる子は、背広に革靴、新品の布団で小遣い付きで就職してきました。私が思うには境遇に応じた環境が本人の為になると思います。人生を振り返ると家庭環境や世の中を恨んだ時期もあったが、いま思えば、「中学卒」が良いバネになったと心から感謝しています。
日付:2010-03-25
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