不況の嵐も収まり、過ぎ去ったあとのかたづけや今後の対策を考えている会社が多い中、少し私なりにこの嵐を振り返ってみると①何かをつかんだ会社、②あまり影響のなかった会社,③お陰で忙しかった会社、④廃業や転売した会社、⑤倒産した会社、⑥中身は現状維持型でそのまま外見だけ繕った会社、あげれば数多くの会社がいろんな内容で、闘い残って現在を迎えていると思います。我が社は今年で創業40年経ちますが経営者として、世の中をいつも悲観的に見て経営戦略を立ててきました。その御蔭でここ5年間ぐらいは、売上が上がったり下がったりですが利益確保はまあまあの結果でした。世の中を常に悲観的にみるということは、常にリスクマネージメントをベースに会社経営をしてきたことでもあります。だから景気のいい時には、同業他社と比べるとあまり良い結果が出ませんが、不況になると社員は大変苦労はしますが元気が出てきます。人には「転んでもただでは起きない会社」とよく言われます。そこで大きなリスクである事業に失敗する要因を五つあげると①旧来の方法が一番いいと信じて疑わない頑固さ。②暇がない時間がないと言って勉強を怠ること。③お客がわがままで自分は悪くないという傲慢さ。④そんなことできない、不可能だと言ってかたづける。⑤餅屋は餅屋だと言って、うぬぼれて自分の専門に固執する。この五つのような固定観念にとらわれず。常にイノベーションを繰り返して、ピンチこそチャンスと明るく受け止めるプラス思考が繁栄のキーワードだと私は思います。繁栄していくには美しい決算書にしていかなければいけません。美しい決算書作りは、利益の確保です。つまり会社の繁栄とは①従業員とその家族が幸せになる為。②経営者とその家族が幸せになる為。③株主の方に幸せになっていただく為。④納税による社会貢献の為。⑤企業を永遠と続ける為の内部留保の為。この五つの為に利益確保が必要なのです。
日付:2010-07-30
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中野 匡(盛和塾東京)さんのコメント(2010-08-04 08:58:54)
石川塾長例会ではお世話になりました。
大変貴重なお話をありがとうございました。
とても勉強になりました。
ご子息様と同じ大学ということもあり、親近感を覚えております。
また、いろいろと教えてください。
事業の成績を伸ばすよう精進していきます。
盛和塾東京 中野 匡