私も６２歳を迎え、６５歳退職まであと３年となりました。私の様な人間をここまで成長させてくれたのは、地域の皆さんや我が社のお客様、そして社員さんのお陰と感謝しています。それと忘れてはいけない一つに退職社員が在職中に、頑張って会社の発展に貢献して頂いた事です。その様な時期、何かの縁でOB会の開催の話が出てきて、心に残っていたモヤモヤが綺麗に取れる良いチャンスと思い大賛成で、私も女房も出席させて頂く事にしました。ゲストハウス「志高倶楽部」で久しぶりに退職者と顔を合わせて観ると、当時のいろんな事が頭に浮かび、この様な素晴らしい人達を退職させてしまった自分に大きく反省しました。話に酒もはずみ１３年間務めていたクラマテックの坂本君が、自分の在職中に辞めて行った社員数が９６人位いたとか、朝礼で新入社員挨拶をしたと思ったら、午後退職してしまったとか、現場が忙しく軽トラックに毛布を積んで現場管理をしたとか、自宅に帰る途中、残業が多く居眠り運転で茶畑に逆さまに落ちてもまだ目が覚めなかったとか、会社の慰安旅行は海外旅行が主流でいろんな国へ連れて行ってくれたとか、今思うと良くも文句も言わずに働いてくれた事に本当にしみじみと感謝しました。OB会を始める前はみんな私を恨んでいるのではないかとか、どの様な話が出るのか懐かしさより不安の方が多く感じていましたが、いざ開催して見ると本当いい社員だった事にホッし懐かしさがこみ上げて来ました。終了後には幹事も決まり、今年の５月２７日に志高倶楽部で第２回を開催する事になりました。最近は学校の進路課や安定所の紹介が窓口ですが、創業の頃は、知り合いの紹介や友達などに声かけして人材を集めていました。当時は金持ちになりたいだけで、経営者としての学びも少なく、社員の出入りも激しく、大変ご迷惑をかけたと思いますがその日々の反省が今日の活力になっている事は確かだと思います。出会いに感謝