戸田語録

トダックスOB会 : 今があるのも退職社員さんのお陰です

会社も創業40年経ちました。ただ金持ちになりたいだけで起業した会社が、現在まで経営して来られたのも、当時同じ釜の飯を食べた多くの退職社員さんの御蔭でと感謝しています。振り返れば創業当時は、まともな社員も集まらず労働力を刺青を背負ったヤンチャな兄ちゃんや、生まれも育ちも解らない流れの職人さんを頼りに業務を行っていた事を思い浮かべ懐かしく感じます。その時代、忘年会や新年会が終わるとお店に払う酒代が食器や襖を壊した賠償金の方が多かった時代でした。その後会社の成長と共に高校生のアルバイトや高校中退者、地元のヤンチャ者に労働力も変わり、職安からの中途採用者も入社し始めて人事組織も出来てきました。しかし人の出入りは相変わらず激しく毎日人の問題で悩んでいました。そして事業の拡大と共に労務管理も学び、複利厚生にも改善を図り始めました。私自身も御菓子製造業から、水道工事屋へ業務転換を図ったので昼間は現場で働き、夜は管工事の技術勉強かお客さま接待という生活で夜昼なく働いていました。地元の仕事は少なく浜松や県内、名古屋方面まで仕事を請け負っていました。時には飯場生活から現場に又県内の遠い所は車の座席に布団を乗せて寝泊まりしトイレと洗面は公園や駅の便所を利用していました。最近の社員が聞けば驚いてしまうような労働環境であったと思いますが、結構楽しく仕事をしていたように感じました。振り返れば労働基準法も知らず、有能な多くの社員さんを退職させてしまい反省している今日この頃です。今年、新年会の席で現在山田水道を経営している元戸田設備工業㈱時代の山田君と昔話に花が咲きOB会開催の話が持ち上がりました。退職が近づいた私にとって、40年間の心の整理が出来る良い機会かと思い大賛成で開催する運びとなりました。40年余りの歳月が経った今日、たった一人でもOBで良かったと言われたいなと思い開催日を楽しみにしています。
日付:2011-02-07

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