今回のOB会は前回のよそよそしい出会いとは違い、同僚や私達夫婦とすぐに打ち解け最初からお酒もはずみました。初参加者は退職当時の事が頭にあるのか、初めは私から目線をさけて、座る場所も離れて座りました。時間も経ち御酒も進むうちに、懐かしい笑い声や方言交じりの大きな声が飛び交い宴たけなわになってきました。在籍中の頃を思い浮かべ、目頭が度々熱くなりOB会を始めて本当に良かったと思いました。御酒のせいもあってか、良い事も悪い事も洗いざらい話、参加者のほとんどが時効だと言いながら胸に詰まっていたものすべてを吐き出し、スッキリしているようでした。私も62歳、若い頃を振り返ればヤンチャな私が「つるはしとスコップ」で、ただ金持ちになりたいだけで始めた事業、目的達成の為に社員を厳しく使い、あの厳しい時期に良く我慢して働いてくれたと思います。良く昔から「企業は人なり」と言われているが、まさしくその通りで、我が社の歴史を気付いてくれたのは、今いる社員を始め多くのOB社員のお陰で、我が社の成長の過程には、その時その時必要な人が私のまわりに集まってお手伝いをして頂いた結果だと思います。宴も終盤を迎える頃、ほとんどの初参加者から恥ずかしそうに「社長在籍中は本当にありがとうございました。僕が今こうして生活して入れるのも、会社にいる時にいろいろ教えてくれたお陰です。」と何回も頭を下げ、握手を求めてくるOB達を見て、私は心の中でチャンと面倒見てあげたかなと振り返り反省していました。中には「僕はこの会社が1番好きだったから、1年半しか勤務していなかったが参加させていただいています。」と言ったりもしてくれます。帰り際には次の開催日を決めて閉会となります「この次に○○さんも呼んでくるよ。」と言って帰る参加者全員の後姿を見て、幸せそうに暮らしている事を感じホッとします。私が元気な限りOB会は続けて行きたいと思っています。
日付:2011-07-11
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