戸田語録

母の口癖「成せばなる」 : 負けん気が本気になって

最近いろんな角度から、自分の人生を振り返る事がある。これも歳をとったせいなのかと思う。動機は不純で始めた企業経営も、創業38年経った最近は、業績や社内体質も地域の同業他社と比べて見るとお陰さまで、結構良い成績を納めさせて頂いています。この結果は社員を始め、お客様と地域の皆様のお陰だと感謝しています。貧困な家庭で育った私は、どの様な苦難に遭遇した時でも、母は時あるごとに「成せばなると」と教えてくれました。私はこの言葉が耳にたこができるほど聞いて育ったお陰で、今の私があると感謝しています。私は家庭の事情で中学を卒業してお菓子屋に奉公に出ました。最初の仕事がお菓子の配達でした。配達先は大きなお屋敷で造りは、和風で表門と木戸があり、日本庭園まで有る社長宅がほとんどでした。河川敷のバラック小屋で育った私は配達で伺う度にこの人達はどんな生活を毎日送っているのかと思い、生まれ落ちる運命に、悔しさと寂しさを覚えたものでした。でもいつかはこの様な立派な家に住みたいなと配達に伺う度に家の造りを頭にたたき込みました。そして立派な家に住むには、「金持ちになるしかない。金持ちになるには社長になるしかない。そうなるには独立するしかない。」3年後の開業を心に誓いました。それからの毎日は「目標、18歳で独立」で、学ぶことも稼ぐこともなんでも寝る間を欲しんで働きました。そして18歳で製菓衛生士を取得し菓子製造卸業を開業しました。そしていろんな人生経験や体験をして今を迎える事が出来ました。自分にいつも言い聞かせていた言葉は①お金持ちになったらこうしたい。②同級生には絶対負けたくない。③小さな頃の環境だけには戻りたくない。と言う負けん気が本気になって、やっと小成功を掴んだ今日この頃です。今振り返ればあの頃、もっともっと大きな志を描いて心を高めて行動していれば会社も、もう少し成長していたと思います。

日付:2011-08-11

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