今年度の経営計画発表会は、運営内容からレジメまでを社員に任せてみました。私の退職の時期はあと3年となり、私の経営への思いや経営手法が社内にどのくらい浸透しているか、またリーダー達がチーム員一人ひとりに適正なアドバイスを指導しながら、リーダーシップを執っているか、今後リーダーを任せて行く上で大変参考になるからです。良く友人は、そんなに元気があるのに引退を考えるのか聞かれるが、一つには退職後、世の中に役に立つ新規事業をゼロから出発したい事。二つ目は現場上がりの私は若い頃、大分体をいじめたので創業会社での経営は65歳と決めていました。三つ目は理想的な後継者が身内から決められた事です。最近業務は継続性のある行事や事がらは、社員に任せて結果を見てからから指導しています。勿論、方向性や考え方の違いは進行中、所々で指摘し時間をかけて納得するまで話しをします。そして事業継承者には「創業者の思い」を物語化し全社員と共有化を図って経営にあたってもらうよう常にお願いしています。創業者精神、つまり経営魂はホームページでも公表されている「戸田語録」と「しあわせ手帳」に明記されています。その様な訳で今回の経営計画発表会は大変重要な発表会でもありました。来賓には今年から社内アドバイザーをお願いしている元京セラの社員で、元盛和塾事務局長の福井さんに参加をお願いし、適格な指導をしていただきました。今までとは雰囲気も変わり全社員が「ど真剣」に発表内容や福井さんの御指導を聞き、閉会時には今期の目標達成を全社員で誓いあったので必ず良い結果が出ると思います。私個人の今期の目標は①売上高8億5千万円、経常利益率7%出るようなマネージメント②法令順守を基本に労務管理と福利厚生の見なおしを図る。③業務の効率化の為の本社移転の方向性に結論を出す。以上3点を基軸に事業継承を含めた中で「38期経営方針」の達成に務めます。私は会議中、発表者や40名の社員を見ながら38年間の経過が走馬灯のように思い起こされました。貧困な家庭で育った私は、創業動機は不純で金持になりたい一心で18歳のときにお菓子屋さんを個人創業しました。そしてお菓子屋を廃業しヤンチャな時期を過ごして、水道屋に転職、現在の会社を設立しました。40年間の波乱万丈の人生を社長としてここまでやってこられたのは、社員さんは勿論、退職した社員さん、お客様、取引先、そして地域の皆様のお陰で38年間経営してこられたことを思い起こし目頭が熱くなりあらためて感謝しました。
日付:2011-09-01
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