最近の政治経済を始め、世の中全般で多くの想定外のことが起こっているのに、人は何も変わろうともせず現状維持で人生を送っている様に感じます。現状で甘んじることは退歩が始まっているのです。素晴らしい人生を送るには世の中の動きを早く察知して、向上心を持ってチャレンジして結果を出していかなければいけません。多くの人は「現在の住む世界」に甘んじて、大きなリスクを伴うチャレンジをしません。私は生まれ育った環境が良くなかった為に「住む世界」を常に変えていかなくては、普通の生活までに届かなかったからです。つまり皆さんに追いつくには変化し続け、何事にもチャレンジしてきました。63年間を振り返り、幼少の頃の住む世界の延長線で変化を怠り人生を歩んできたとしたら、きっと「現在の住む世界」にはいない。つまり私なりにコツコツと時間をかけて変化してきた結果が「現在の住む世界」であります。私の尊敬する稲盛塾長は「住む世界は一気に強い意志で変える」と世界大会で仰いました。JAL再建で裏付けられている様に有言実行、「一気」で変えた結果が現在のJALの住む世界なのだとお話しされ、この歳を迎え脳裏に強く焼き付きました。人生を振り返ってみると私は何度となく変化に挑戦をしてきましたが、大成は出来ませんでした。大きな理由は「一気」にと言う時差であり、「強い意志」でと言う闘争心に私は欠けていた点だと反省しました。塾長の教えを今までより深く少しずつ会社に落とし込み始めたら、今期は過去10年間で最高益を出す事が出来ました。塾長の塾生になり20年目で、やっと実践が結果としてあらわれ始めました。会社を変えるには「労使同軸で、住む世界を一気に強い意志で変える」ことが解りました。我が社のフィロソフィーに謳われている「チャレンジ精神をもつ」を野蛮人にも似た貪欲さと闘争心で結果を出すことを自分自身に誓いました。
日付:2012-08-06
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